【 scope 】東屋 スコープ別注の大きなティーポットの使い勝手と収納【常滑焼 烏泥】

007 tableware

ティーポットの買い替え

常滑焼の大きなティーポットを使い始めました。

注ぎ口が欠けてしまったティーポットからの買い替えです。

使い始めてからまだ1週間ほどですが、とても使いやすく、すっかり気に入って、届いてから毎日このティーポットでお茶をいれるようになりました。


東屋 / ティーポット

スコープ別注 東屋 ティーポット

暗灰色の烏泥

スコープ別注の東屋さんのティーポットを購入。

素材 烏泥
製造 愛知県常滑市 高資陶苑(高資)
原型 佐賀県有田町 金子哲郎(TK)
デザイン 猿山修
制作 東屋

ティーポットの底面には、製造、原型、デザイン、制作それぞれの刻印。

釉薬を使わずに粘土を焼き締めて作られた無釉の焼き物で、器の色の違いは素材の粘土の色の違い。

東屋さんのティーポットは、赤褐色の朱泥と暗灰色の烏泥の2種類があり、”烏泥”を選びました。


東屋 / ティーポット

ドリップポットのような大きな1000ml

容量はティーポットとしてはやや大き目の1Lで、タカヒロのドリップポット0.9Lと同じようなサイズ感。

注ぎ口から持ち手の端までの幅約22cm、奥行き約12cm、蓋のつまみまで合わせた高さが約13.5cm。

タカヒロのドリップポットの方が高さがありますが、幅や奥行きは同じくらいの大きさなので、購入前にタカヒロのドリップポットで収納場所を検討しました。

垂れない注ぎ口

このティーポットの注ぎ口はとても切れが良く、注いだ後に垂れません。

垂れる量の差こそあれ、ポットの注ぎ口は多かれ少なかれ垂れるものだと思っていたので、注いだ後に垂れていないのは少し不思議なくらい。

注ぎ口の角度や形状がきっと素晴らしいのでしょうね。

ストレーナーいらずで洗いやすい

たっぷり入れられて、垂れるのを気にせずに使え、ストレーナーも必要なく、テーブルの上でも使いやすいティーポット。

ストレーナーがいらない秘密は、小さな茶葉も通さない小さな穴。

オルヅォの小さな茶葉もポットの中に残りました。

ティーポットの中に残った茶葉を洗い流す必要はありますが、開口部が広く、中まで洗い易く、とても使いやすいティーポットです。

急須作りで培われた技

常滑焼の急須の製造の技が活かされたティーポットで、使用上の注意やお手入れについての説明と合わせて、ティーポットの構造について詳しく説明されていました。

急須の製造で蓄積された高度な技で作られたティーポットです。

茶漉し不要のささめ

注ぎ口の手前には、無数の小さな穴があり、茶漉しを使わずに小さな茶葉も漉すことができます。

本体と一体で同素材の茶漉しは、香りや味の邪魔をする金気を一切出さず、無数にあいた穴の細かさと形状により細かくて柔らかい茶葉もしっかりと漉します。

お手入れについて
茶漉しはとても繊細で、割れると修理ができません。
爪楊枝や竹串などの硬いもので触ることは避けてください。
汚れが気になる場合だけ、しばらくお湯につけてから棕櫚のささらや歯ブラシなどで優しく擦ってください。

陶製茶こし、セラメッシュ、ささめ茶こしなどと呼ばれる、常滑焼の急須によく見られる茶漉しで、7年近く前に購入した常滑焼の石龍の急須も同様の構造でした。

身と蓋は一対

常滑焼の急須作りの仕上げには、蓋と胴の間に磨き粉をつけて一対ずつ摺り合わせる”蓋摺り”という工程があるそうで、密閉性が高いのも常滑焼の急須の特徴。

このティーポットの蓋もぴたりと合わさります。

入れ口の溝と蓋の縁がぴたりと合わさる一対の組み合わせ。

作りの美しさからも、丁寧な作業がうかがえます。

身と蓋は一組ずつぴたりと合わせて、お茶が洩れにくく開口部も広くとれて洗い易くなっています。

ご使用に際して
・ご使用の都度、水洗いをしてから内側を乾かして清潔に保ってください。
・身と蓋は一対で焼成され、更に仕上げですり合わせてぴたりと合わさり掛け替えのない一対となります。替えがきかないので大切にお取り扱いください。

お手入れについて
身や蓋の内側に付いた茶渋を取り除きたい場合も、しばらくお湯につけてから棕櫚のささらや歯ブラシなどで擦ってください。
漂白剤の使用は塩素が残るにでお勧めできません。

いつでも使いやすい場所に収納

不注意で注ぎ口をぶつけてしまったティーポットからの買い替えということもあり、届いたときには壊してしまわないか不安で、日用品として使うことに迷いもあったティーポット。

ですが、使ってみたらとても使いやすく、いつでも使いやすい場所に収納することにしました。

キッチンのストリングポケットです。


ストリング / ポケット [string / pocket]

扉のない棚は落下の心配と隣り合わせでもありますが、洗い終えた後に拭き取って、蓋を開けて棚に戻せば、内側がしっかり乾くまでそのまま棚で乾かせるのが便利。

飾るように収納したくなるような美しいデザインもこのティーポットの魅力のひとつなので、いつでも使いやすく、いつでも目につく場所に収納するのもいいですね。

いつまでも長く使えるように、不注意で壊さないように、丁寧に大切に使いたいと思います。


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