【 iittala 】アウトレットで古いバードを買いました 変わらずに好きなものとインテリアの好みの変化【BIRDS BY TOIKKA Whooper Swan white】

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イッタラ アウトレットで買ったもの

イッタラ アウトレット店で古いバードを買いました。

ラスターカラーのくちばしと、透明な頭部、マットな仕上がりの白いボディ。
異なる素材感のガラスが組み合わされた首の長いバード。

【2017】の刻印が入った【オオハクチョウ】です。

2004年~2006年までイッタラのメールオーダー、2007年からカタログコレクションとして国内外で購入が可能になり、2017年5月時点でのイッタラ公式のニュースレターには【オオハクチョウ ホワイト 62,000円(税抜)】として記載がありました。

2021年現在、国内のイッタラ公式オンラインサイトでの取り扱いはなく、別サイトでの購入を検討していたところ、アウトレット店で見つけて購入。

展示品ではありますが、ネットでの買い物が中心となりつつある今、現物を見てお迎えすることができ、とても嬉しい出会いでした。


イッタラ (iittala) バード バイ オイバ・トイッカ (Birds by Oiva Toikka)オオハクチョウホワイト

BIRDS BY TOIKKA Whooper Swan

カレリアのオオハクチョウ

フィンランド語の表記は【Karjalan Laulujoutsen】。

意味は【カレリアのオオハクチョウ】。

カレリア地方はフィンランドの叙事詩【カレワラ】の発祥の地であり、カレワラの中にも白鳥が登場するそうです。

そして、冬の間、温暖な地で越冬し、春の訪れとともに戻ってくるオオハクチョウはフィンランドの国鳥。

緩やかな曲線の長い首と、マットな質感が特徴的なバードです。

当初はグレーのオオハクチョウも生産されていたそうで、1972年~2009年の作品集の中には、ホワイトと並んでグレーのオオハクチョウが掲載されています。

一番作るのが難しいバード

ずいぶん昔のイッタラのニュースレターですが、2017年のイッタラバードフェアの紹介にオオハクチョウが登場。

”一番作るのが難しいバードは?”という質問に対し、フィンランドのイッタラ ガラス ファクトリーで働く日本人のガラス吹き職人さんの回答として、オオハクチョウが紹介されていました。

首を長く伸ばすのが大変です。

首をバーナーで温めて曲げる時に、温めすぎやガラスの量次第で美しい曲線になるか否かが決まります。

白は柔らかい色なので、尾をつまみ出す時にガラスが熱すぎると失敗するのですが、逆に低すぎては首が伸ばせません。

徐冷後にサンドブラストという表面加工を施すので、ある程度のガラスの厚みも必要です。

その日のガラスの状態によって、作りやすい時とそうでない時の差も激しいのです。

iittala 2017_05 Summer Season News

普段ならすぐに処分してしまうような印刷物も、4年経った今も健在。

オイバさんのバードはどの子も魅力的で、実際にお迎えできるのはほんの僅かな子だけなので、気になる印刷物は幾つか手元に残しています。

書籍としてまとめられた作品集とは違いますが、それでも、気になるものはやはり処分できないものですね。

インテリアの変化に合わせて

オオハクチョウに惹かれたきっかけ

オイバさんのバードが好きで、幾つかのバードを所有していますが、オオハクチョウを欲しいと思い始めたのは、わりと最近のこと。

scope別注フクロウ4番手【Northern owl with foot】を購入してからです。
セカンドリビングのアクセントとして選び、とても可愛らしく、とても気に入っています。

ですが、毎日目にしているうちに、”この子はスコープらしい子で、オイバさんのバードとは違う”と感じるようになりました。

良し悪しではなく、違い。

そして、これまでのインテリアの変化をひとつひとつ振り返り、自分が好きなものに出会ったときのことや、好きになったきっかけを思い出し、改めて作品集を見直して、今のインテリアに加えたいものを考えたとき、心に留まったのが、オオハクチョウ。

ですから、アウトレット店で昔のオオハクチョウを見つけた時、迷わずに購入を決めました。

今、わが家に迎えたいと思ったバードです。

変わる見方と変わらない魅力

いまでこそ遊び心に溢れたフクロウがとても好きですが、フクロウをインテリアとして飾れるようになったのはフクロウを集め始めた2017年ころから。

それまでは美しい造形のバードが好きで、インテリアもフクロウ中心の今とは少し違っていました。

どちらがいいというものでもなく、どちらもそれぞれに好きで、その時々の心持ちの変化でインテリアも変化。

わが家に迎えたバードたちを眺めて暮らす中で、扱い方や見え方が変わっていったのかもしれません。

バードの姿形も魅力も、今も昔も変わりませんが、見え方は少しずつ変化しています。

ガラス吹き職人さんの技術は引き継がれ、これからも過去の名品は作り続けられていくのだろうし、それぞれの美しさは職人さん個人の技量によるもので、過去に作られたものも、今作られているものも、今後作られていくものも、それぞれに魅力的なはず。

好きな物に心を動かされるのはとても自然なことかもしれませんね。

新しいアートピースが増えると、インテリアのバランスが崩れて、しばらくはまた試行錯誤がつづきます。

それもまたインテリアの楽しみのひとつ。

コロナ禍の暮らしは精神的に滅入ることが多いですが、暮らしやインテリアを見つめ直す機会として、今の時間を無駄にしないように過ごしたいものです。


イッタラ (iittala) バード バイ オイバ・トイッカ (Birds by Oiva Toikka)オオハクチョウホワイト

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