東屋 小盆 真鍮銀めっき
スコープさんで【東屋 小盆 真鍮銀めっき】を買いました。
お盆にしてはやや小さ目で、茶托にしては少し大き目の”盆・茶托”。
金属加工を手掛ける東京の工房【坂見工芸】で作られた真鍮製のお盆です。
”へら絞り”と呼ばれる方法で成形された後に、銀メッキ加工が施されています。
へら絞り
へら絞りとは、金属板を回転させてへらと呼ばれるローラーで回転する型に押し付け、筒状に成形していく方法です。金属の堅さ・柔らかさや成形したい形によって絞る力を調節しなくてはならない為、職人の熟練された感覚と技術が必要になります。
素材について
真鍮→金属の中でも比較的柔らかく、加工性、耐久性の高い素材。
経年変化によりだんだんと飴色に変化する。真鍮銀メッキ→真鍮で成形後、銀のメッキ加工を施す。
東屋 盆・茶托 説明書きより
銀特有の白い柔らかい色調が特徴。だんだんと黄色みを帯びる。
型に押し付けながらひとつひとつ形成された金属の滑らかな曲線に、銀メッキの柔らかな色味が合わさって、優し気な雰囲気の仕上がりです。
シンプルなデザインだからこその、作りの良さや素材のこだわりが感じられます。
銀でメッキ加工されていて分かりにくいですが、裏側には3つの刻印入り。
製造【坂見工芸】、デザイン【猿山修】、制作【東屋】の3つの刻印。
小盆のサイズは外寸の直径19cmほど。
底面の直径約16cm、高さ約1.5cmほどです。
同シリーズのお盆は、他にサイズ違いの直径約24cm(小)と29cm(大)や素材違いもあります。
小さな直径19cm
素材違いやサイズ違いもあり、用途に応じて選べるバリエーションも魅力の東屋さんのお盆。
小盆のサイズは直径19cmほどで、カップをひとつ置くと、脇にチョコレートをちょこっと置けるくらいの大きさ。
トレイとソーサーの中間的な役割を果たす、絶妙なサイズ感です。
愛用のケヤキの山茶盆(八寸/約24cm)よりもひとまわり小さく、使い勝手も異なります。
高さもケヤキのトレイよりもやや小さ目。
木製の山茶盆と比べると厚みもなく、お皿のようでもあり、トレイとソーサーの用途を兼ね備えたようなお盆です。
小さくまとめて占有スペース
こじんまりとまとまるので、どこにでも置きやすい小ささが使いやすいです。
テーブルに広げたPC作業の傍らに置いても邪魔にならないサイズ感。
一人分の飲み物や食べ物を小さくひとまとめ。
落ち着いた色味も、厚みがなくスッキリしているのもいいです。
大きなトレイで持ち運ぶほどではないけれど、ちょっとまとめて置きたいときに使い勝手のいい大きさ。
場所を変えるときにも持ち運びやすく、読書のおともにもちょうどいいです。
サイドテーブルなどの小さなスペースにも気軽に置けるサイズ感なので、本やPC、タブレットなどと一緒に持ち運んで、自分だけの占有スペースに。
冷たいものや熱いもの、水滴のついたものを気軽に置けるように、適当な大きさの布を置いて使っていますが、どんなものをのせてもまとまった印象になるシンプルなデザインと落ち着いた色味も気に入ってます。
銀メッキ加工がどのような色の変化をしていくかを楽しみに、じっくり長く大切に使っていきたいと思います。
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