フタ付きポケットティッシュケース
小物入れにもなるフラップ付きのポケットティッシュケースの作り方のご紹介です。

一枚の長方形の布で作る基本的な作り方と、ハギレを組み合わせて外側と内側を別布で作る応用編をご紹介します。
基本の作り方
返し口を縫い閉じる必要もなく、折り方の工夫だけで簡単に作れるティッシュケースです。

複数の布を組み合わせて作ることもできます。
型紙・材料
型紙は14.5cm×58cmの長方形(縫い代含む)。
材料は長方形の布一枚。

(ティッシュ取り出し口の仕上げに不安がある場合は、縫い代に余裕をもって長さ59cmにしてください。)
ティッシュ取り出し口を作る
長方形の布を中表に半分に折る。

ティッシュペーパーの取り出し口を残して、両端を2cmずつ返し縫いする。(縫い代1.0)

(長さ59cmで作るときは縫い代1.5cm)
縫い代を割り、ティッシュペーパーの取り出し口を作る。

縫い代は三つ折り(0.5)にして、ステッチをかける。

(長さ59cmで作る時は0.75cmずつで三つ折り)
割った縫い代の両方にステッチをかける。

ティッシュペーパーの取り出し口が完成です。
ポイントは3カ所の折り返し方だけ!
輪っか状に縫い合わせ、ティッシュペーパーの取り出し口を作ったら、3カ所を折って縫うだけ。

【1カ所目】ティッシュペーパーの取り出し口が下から4.5cmの位置になるように折る(山折り①)。

【2カ所目】(谷折り②)と【3カ所目】(山折り③)はそれぞれ9cmずつの位置で折る。

①と③が重なるように②で折りたたむ。


折り目はアイロンで整えます。
縫い合わせて表に返す
両サイドを縫い合わせる。(縫い代1.0)

縫い代をカット(0.5)してアイロンで折る。

内側のティッシュ取り出し口を通して、返し口から表に返す。

フラップ部分を表に返してから、ポケットティッシュケースの下側を表に返す。


アイロンで形を整えます。
完成品
小物用ポケットとフラップ付きのポケットティッシュケースが完成。


ポケットティッシュはティッシュペーパーの取り出し口から入れます。

完成品のサイズは約12cm×約9.5cmです。
ハギレ活用の応用編
一枚の布で作る場合には、やや長めの生地が必要ですが、小さな生地を組み合わせて作ることもできます。

■外布 14.5cm×25cm(1枚)
14.5cm×6.5cm(1枚)
■内布 14.5cm×29cm(1枚)
作り方
【1】ティッシュペーパーの取り出し口を作る
外布2枚を中表に合わせて、両サイドを2cmずつ返し縫い。(縫い代1.0)


縫い代を割り、三つ折りにしてステッチ。


【2】外布と内布を中合わせに縫い合わせる
ティッシュペーパー取り出し口を作った外布と内布を中表に合わせ、上下を縫い合わせる。(縫い代1.0)


【3】3カ所を折り返す
一枚布で作る場合と同じように折り、アイロンで整える。


これ以降の工程は、一枚布で作る場合と同じです。
【作業工程4】:縫い合わせて表に返す
完成品
内側と外側が別布のポケットティッシュケースが完成。


布の向きや布の組み合わせ方は一例です。
細長く縫い合わせてアレンジ自由
全体で14.5cm×58cmの長方形になるように縫い合わせ、ティッシュペーパーの取り出し口の位置と折り返しポイントの3カ所を気を付けて折りたたむだけでアレンジは自由。
縦58cmに少し足りなかったミニウニッコは、ポケットの内側の見えない部分に別布を継ぎ接ぎして作ってみました。


一枚布でなくても、生地をつなげて長方形にすれば同じように作れます。
柄に向きがある場合には、縦長の長方形(布目が縦方向)で使いますが、無地や柄の向きが気にならない場合には横長でも可。
ウネルマはクッションカバーを作った時の横長の残り布を活用。

幅14cmほどしか残っていなかったので、縫い代を小さくして完成。
大柄の生地なら柄の向きを気にせずに使えます。

ルースプーのポケットティッシュケースは、キッチンの簡易カーテンやクッションカバーなどを作ったときに縦に細長く残っていたハギレから作りました。
ピンクのバラのワンポイントが可愛い。
ポケットティッシュケースは細長く残った布の活用にちょうどいい小物のハンドメイドです。
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