【豊かな暮らし】季節の移り変わりを楽しむ本とお気に入りの生地で作るブックカバー【 A5判 】

003 Handmade

一年の暮らしを楽しむ本

日本の一年の行事や旬を季節毎にまとめた暮らしの本にブックカバーを作りました。

ダイヤモンド社の《 旬のカレンダー 》と成美堂出版の《 二十四節気と七十二候の季節手帖 》です。

日本の四季や行事などについて書かれた本で、タイトルに《 カレンダー 》や《 手帖 》と名付けられているように、どちらも短期間で読み終えるよりも、季節毎に少しずつ目を通すのに適した内容。

一年間、いつでもすぐに開けるように、カバーを付けて身近な場所に置いておくことにしました。

旬のカレンダー

《 旬のカレンダー 》は3月から始まり、2月までの12カ月について書かれた本。

それぞれの月毎に、【旬の野菜】、【旬の魚介】、【旬の味】、【旬の菓子】、【旬の花】、【季節のレジャー】、【季節の家しごと】、【季節の行事】が紹介されています。

A5サイズ251ページ(約H21cm×W14.8cm×D2cm)で、さっと手に取りやすく、月別に目を通しやすいので、カレンダーや手帳をめくるようにその時々に知りたい部分を読める本です。

例えば、2月の季節の行事の節分については短い文章と鬼と福豆のイラストが描かれ、同じページには恵方巻の説明も書かれています。

2月 季節の行事

節分
2月3日頃

節分はもともとは「季節を分ける」という意味で、立春、立夏、立秋、立冬のそれぞれ前日を節分と呼びました。現在は立春の前日を指して節分と呼んでいます。「鬼は外! 福は内!」と唱えながら煎った大豆である福豆ふくまめをまき、季節の変わり目に生まれやすいと考えられた邪気をはらいます。鬼のお面をつけた大人が鬼の役になり、子どもが鬼に豆を当てるのも節分の風景です。豆まきの後は1年間の無病息災を祈り、自分の年齢の数だけ福豆を食べます。

ダイヤモンド社 旬のカレンダー より


旬のカレンダー [ 旬の暮らしをたのしむ会 ]

二十四節気と七十二候の季節手帖

《 二十四節気と七十二候の季節手帖 》の始まりは、一年を四つの季節に分け、更に三つに分けた12の季節の最初の【初春】(旧暦1月、新暦2月)。

一年を約15日おきに24に分けた【二十四節気】と、約5日ごと72に分けた【七十二候】について、優しく語りかけるような文章でそれぞれの時期の季節感が詳しく紹介されています。

横長の223ページ(約H14.8cm×W21cm×D1.5cm)で、ページを開くと横に細長く広がる本です。

5日毎に変わる季節感の説明を読んでいると、感性の豊かさに感心し、一日一日を大切に過ごしたいという気持ちになります。

第一候 東風解凍はるかぜこおりをとく
春を呼ぶ風が氷をとかす時期
新暦二月四日~二月八日頃

中略

迎春花げいしゅんか
旧暦では、立春に一番近い新月の日が元旦。ですから、春を迎えることは、新年を迎えることと同じ意味合いがありました。その名残で、新年のあいさつには「春」という言葉がよく使われます。「迎春」もそのひとつですね。

中略

事始めことはじめ
旧暦二月八日は「事始め」と呼ばれ、一年の祭事・農事を始める日でした。行事に限らず、新しく何かに着手することも「事始め」といいます。もう一度心を新たにして、今年の目標を実行する機会にしてもいいですね。

成美堂出版 二十四節気と七十二候の季節手帖 より


二十四節気と七十二候の季節手帖 [ 山下景子 ]

お気に入りで作るブックカバー

ブックカバーは《 marimekko 》の《 PUKETTI 》と《 minä perhonen 》の《 tambourine 》で作りました。

どちらの本もサイズは約21cm×14.8cmですが、横長と縦長のブックカバーの形状は異なります。

本の大きさに応じて型紙のサイズを変えるだけで、作り方は文庫本用のカバーと同じです。

タンバリンのブックカバーは一般的なA5判の本に付け替えて使えます。

珍しいサイズの本でも、お気に入りの生地でちょうどいい大きさのカバーを作れるのがハンドメイドのいいところです。

いつでも手元に置きたい本に

プケッティで作った横長カバーは付け替えずに専用で使うつもりです。

このブックカバーに合うサイズの本が他にないこともありますが、《 二十四節気と七十二候の季節手帖 》は、今年一年に限らず、これからずっと手元に置いていつでも読めるようにしたいと感じたので、お気に入りの文庫本カバーの色違いで作りました。

マリメッコの生地は厚過ぎず、薄過ぎず、ブックカバーにもちょうど良く、小さな柄のプケッティは小物作りにもちょうどいい。


マリメッコ 生地 marimekko 050628 PUKETTI プケッティ

ブックカバーとしても使い勝手がいいのだから、汎用的に中身を入れ替えるブックカバーをプケッティで、専用で付け替えないカバーをタンバリンで作れば良かったかな、と、作り終えてから思い至りました。

ブックカバーに使ったタンバリンはソファの背もたれクッションのカバー作りに使った刺繍入りのやや厚地のリネン生地の余りで、このカバーをかけた本は少しかしこまった印象になります。

刺繍入りのミナ ペルホネンの生地は、日記帳のカバーにも活用。

いつも手元に置きたい本や手帳、日記帳などに、お気に入りの生地で作ったカバーをかければ中身にも一層の愛着が持てます。

何気ない日常の中にこそ

二十四節気の本を購入したきっかけのひとつは愛犬のもんすけがいなくなってしまったこと。

もんすけがいなくなって、日常生活にぽっかりと穴が空いてしまい、何気ない日々の当たり前の行動がいかに大切で愛おしい時間であったのかを痛感しました。

太陽が昇る時間、季節毎に変わるお散歩に適した時間帯、散歩道に見かける季節の植物や生き物と空模様。

日常で当たり前に感じていた季節感を、これからは意識的に感じていかなければいけないのだと知り、もんすけとの時間の代わりに選んだのが二十四節気と七十二候の本です。

もんすけの代わりになるものはないけれど、時の移り変わりそのもの、規則的な周期で巡る営みこそが、もんすけが与えてくれていた大切な日常だったように感じます。

インテリアのブログを始めて、もうすぐ10年。

心地よく暮らすための小さな工夫は模索していきたいけれど、インテリアの大きな変化はなくてもいいと感じています。

季節に合わせてファブリックを交換する、お気に入りのバードたちを並べ替える、花を愛でる、そこにはブログの記事で述べるほどの大きな変化はありませんが、もんすけのいなくなった日常の中に季節の移ろいを感じられれば、いつだって季節毎の思い出に触れることができるはずです。

もうすぐ始まる新しい春。

心豊かに暮らせるように心がけたいです。


二十四節気と七十二候の季節手帖 [ 山下景子 ]

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