東屋 茶漉し箒
東屋さんの【茶漉し箒】を買いました。
小さな包みの中に取扱説明書と小さな箒が入っています。
急須やティーポットの注ぎ口から差し入れて使うもの。
注ぎ口と茶漉しの間の汚れを取るための掃除道具です。
サイズと素材
持ち手を含めた大きさは長さ約12cm。
穂先と穂先を覆う筒は約3.5cm。
持ち手には絹の組紐が付いていて、持ち手と筒は真鍮、穂先は棕櫚。
筒が動くようになっているので、注ぎ口から箒を入れるときには筒を穂先に被せ、掃除をするときには筒から穂先を出して使います。
筒には東屋さんと製造メーカーの刻印入りです。
素材 有田川町産棕櫚・真鍮・絹
製造 高田耕造商店(和歌山県南海市)
坂見工芸(東京都荒川区)
昇苑くみひも(京都府宇治市)
使い方
茶漉し箒の使い方は取扱説明書に詳しく書かれています。
使い方
・最初に急須に熱湯を注ぎ蓋をして、四十五分ほどおき、固まった汚れをふやかします。
・箒に十分水を含ませ、箒部分に筒を被せて注ぎ口にあてます。
・筒を固定しながら持ち手を押して注ぎ口の中に箒を出します。
・筒を持ち手の上まで引き上げ、注ぎ口の中で箒を前後左右に軽く動かしてください。
・掃除後は急須の中の水を注ぎ口から出し、急須本体をすすぎ、中をよく乾かしてください。
・箒は穂先が濡れている間に形を整え乾かしてください。
東屋 茶漉し箒 説明より
熱湯を注ぎ、しばらくおく。
箒の穂先に十分に水を含ませ、筒を被せて注ぎ口にあてる。
筒を固定しながら持ち手を押し、注ぎ口の中に箒を入れる。
筒を持ち手の上まで引き上げ、注ぎ口の中で箒を動かす。
持ち手がしなって注ぎ口の形状に沿って曲がるのですが、このティーポットは注ぎ口が長く、角度があるので、付け根を掃除できている手応えを感じられませんでした。
一般的な急須ならばこの箒の長さで十分に届いて穂先が茶漉しから出るのも確認でき、急須の注ぎ口と茶漉しの間の掃除ができます。
掃除後は急須の中の水を注ぎ口から出して本体をすすぎ、中をよく乾かして掃除は完了。
箒は穂先が濡れている間に形を整え、乾かします。
使用上の注意
・火傷につながりますので、熱湯と熱くなった急須の取扱いにはご注意ください。
・注ぎ口の中に筒を入れると、注ぎ口の傷、破損につながりますのでご注意ください。
・(注ぎ口の中で)箒を強く押しすぎると茶漉しと箒の破損につながりますのでご注意ください。
・ご使用後はよく箒を乾かし、カビにご注意ください。
東屋 茶漉し箒 説明より
ティーポットの汚れと掃除
半年ほど前から愛用している東屋さんのティーポット。
とても使いやすくて気に入っていて、購入以来、ほぼ毎日使っています。
注ぎ口の中の状態を見ることはできませんが、半年間の使用で、入れ口のまわりや中の茶漉し部分には茶渋が目立つようになりました。
日々のお手入れでは、食器洗い用に使っている歯ブラシで内側から小さな無数の穴が開いた茶漉し部分の掃除をしています。
お茶を注ぐときに茶葉の壁となって便利な茶漉しですが、お手入れを阻む壁にもなります。
茶漉しが付いているため、ポットの内側からは、注ぎ口の付け根の下のくぼみを掃除することはできません。
目に見えない、手の届かない場所です。
お手入れのために茶漉し箒の再入荷を待って購入しましたが、このティーポットの注ぎ口の形状と長さに対しては、しなりや長さが不十分だったように感じています。
お手入れ掃除道具の必要性
この茶漉し箒を使用してみて感じたのは、注ぎ口と茶漉しの間の汚れを取るためには、専用の道具が必要であるということ。
箒の穂先に被せる筒がないと、注ぎ口の中に穂先の長い箒を入れることは難しいと思うので、この箒はとても便利だと思います。
急須の掃除道具としては買って良かったと思います。
この箒は常滑焼の急須のお掃除用に使うことにして、ティーポット用にはお掃除道具やお手入れ方法の再検討をしようと思います。
最終手段は酸素系漂白剤の使用もやむを得ないかしら?
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