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【インテリア8年間】TV中心のインテリアからの脱却と和室の活用【課題と変化】

001 ROOM (インテリア・収納)

8年前のインテリアと今

わが家のテレビはリビングの隣の部屋、セカンドリビングに置いてあります。

奥には押入れがあり、畳の上に防音マットとカーペットを敷き、和風の引き戸で仕切られた和室です。

5年前にプロジェクターを使うようになってからは、夫婦共通の趣味である映画鑑賞を自宅で楽しむためのシアタールームとして使っている部屋でもあります。

和室をシアタールームとして使うようになり、セカンドリビングとして、家具や照明器具の配置を整え、8年前、インテリアブログを始めたときから課題に感じていたことについては、ようやくひとつの区切りができたように感じています。

8年間の課題

インテリアのブログを始めたときからの課題、ひとつはテレビ中心のインテリアからの脱却。

”テレビ中心のインテリアからの脱却”を目標のひとつとしてインテリアのブログをスタート。

2013年2月

当初、リビングの隅にテレビを置き、マリメッコのテキスタイルで目隠しをして、ソファをテレビに向けないことで、テレビ中心にならないように努めていました。

わたし自身はあまりテレビを見ないこともあり、テレビを処分したいという気持ちは当初からずっと抱き続けていることでもあります。

そして、もうひとつの課題は、間取りも好きになれず、用途が曖昧なままになっていた和室の活用。

2013年6月

マンション契約時、キャンセル待ちで建設がかなり進んだ時点での契約であったこともあり、間取りやオプションの選択は最低限しかできず、”ウォークインクローゼットにしたかった”と、ずっと思い続けていた空間です。

いまでも、リビングの奥に見える押入れも、カウチソファの後ろの引き戸も、カーペットの下の畳も、長年の暮らしで愛着を持てるようになっても、やはり気になるところ。

ですが、もし、最初にオプションでウォークインクローゼットの間取りを選んでいたとしたら、いまのわが家の暮らしもインテリアもなく、暮らしとインテリアについて考える機会はもっとずっと少なかったと思ってます。

特別でない、ごく普通の建売マンションでここちよく暮らすために続けてきた工夫や試行錯誤、いまのインテリアになるまでの8年間を、テレビと和室を中心に振り返ってみました。

テレビとリビング

8年後を知っている今なら、まずはテレビボードごとテレビをリビングから隣の部屋に移動させ、リビングからテレビを無くします。

ですが、当時はまだ和室の活用イメージはなく、リビングだけでインテリアを完結させようと思っていたため、テレビボードを他の家具の雰囲気に合わせました。

2013年3月

テレビボードを処分して、サイドボードの上にテレビを配置。

テレビの配置が高くなり、しかも、周辺機器を収納できず、この時点では以前よりもテレビの存在感が増してます。

それでもなお、テレビをリビングから無くすという考えに至らず、小さなテレビに置き換えました。

2013年12月

しかも、この時点では大きなテレビを処分していません。

大きなテレビをリビングの隣に移動し、リビングに小さなテレビ、隣の部屋に大きなテレビというテレビ2台体制となり、テレビ中心のインテリアからの脱却とは正反対の方向へと進んでいきました。

テレビのないリビング

リビングからテレビがなくなったのは、小さなテレビに置き換えて一年ほど経過したころ。

テレビが壊れました。

テレビが壊れて初めて、テレビからの脱却に成功。

2015年2月

2013年2月27日に新しくブログを始める記事を書いてから、2015年2月26日にテレビがリビングから消えた記事を書くまで、なんと丸2年。

大きなテレビを隣の部屋に移動するだけのことに、2年もかかってしまいました。

和室の活用

リビングについては、小さなテレビが壊れたことで、テレビからの脱却に成功。

わが家には和室に移動した大きなテレビが一台残されることになりました。

2015年1月

そして、和室は行き場を失った物の一時置き場として、曖昧な存在のまま。

和室へ送られた物も合わせ、テレビとインテリアの悩みは舞台を和室へと移しました。

最初に取り組んだのは、長年手放せずにいた家具の断捨離。

2015年6月

手放す決心をするまでにずいぶん時間がかかってしまいましたが、先に進むためには避けては通れない大きなポイントでした。

シアタールームへ向けて

インテリアのブログを始めてから3年ほど経ったころ、古い映画を大画面で楽しみたいと思ったことがきっかけで、用途が曖昧だった和室の活用の方向性が決まります。

2016年1月

プロジェクターで映画を楽しむため、和室にソファを置くことを決め、シアタールームとして整えることに決めました。

そして、無印良品のリクライニングソファとプロジェクターを購入。

2016年3月

当初はまだプロジェクターは常設ではなく、プロジェクターを使うときは、テレビを床に降ろし、プロジェクターを設定して活用していました。

プロジェクターで大画面を楽しむためには準備が必要でしたが、それでも、シアタールームの原型が完成。

インテリアのブログを始めて3年。
ふたつめの課題、和室の活用方法がようやく見えてきました。

もし、ブログを始めてすぐにテレビボードごとテレビを和室へ移動していれば、サイドボードを買う必要もなく、テレビまわりの配線に悩まされることもなく、プロジェクターを投写するためにテレビを床に降ろす必要もなかったけれど、3年もかけて試行錯誤して、ようやく見つけたわが家でやりたいこと。

夫婦共通の趣味だった映画鑑賞を自宅で楽しむための”シアタールーム”。
それが和室活用のひとつの答えでした。

ホームシアター完成

更に一年後、サイドボードをテレビ用の家具に買い替え、プロジェクターも常設。

2017年4月

テレビまわりの機器や配線も整理でき、テレビ上部の壁が広くなり、プロジェクターの電源をオンにするだけで、いつでもテレビの上のスペースで大画面を堪能できるようになりました。

用途が曖昧だった和室がシアタールームとして、一新。

2017年6月

畳の上に防音マットとカーペットを敷き、音響も整え、インテリアのブログを始めて4年でようやくいまのセカンドリビングの形が整いました。

プロジェクターでもテレビの映像を投写することはできますが、テレビを処分することはなく、その後、少し小さなテレビに買い替え、テレビとはいまも共存。

2017年12月

実にインテリアのブログを始めてから5年近く経ち、わが家のテレビの置き場所が決まりました。

インテリアも楽しむ

和室をシアタールームとして活用するようになって4年。

ようやく、家具や照明など、この部屋のインテリアにも意識を向けられるようになりました。

2021年3月

プロジェクターを置く台やワンシーターソファの買い替え、サイドテーブルやリアスピーカー、フロアスタンドの置き替えをして、居心地の良い空間としてのセカンドリビング作りを始めています。

【 IKEA 】バーチ無垢材のオープンシェルフにプロジェクターを置きました【 VILTO 】
竹材 RÅGRUND からバーチ無垢材 VILTO へ セカンドリビングのプロジェクター台を替えました。 IKEAのオープンシェルフ【VILTO ヴィルト】です。 Before:RÅGRUND ローグルンド シェルフユニット/After:V...

あれから8年。
わが家のリビングにはテレビがありません。

テレビの代わりに並ぶのは、バードや植物など。
インテリアのブログを始めたころにはわが家になかったものたち。

時間をかけて見つけた好きなもの。

間取りも建具もごく普通のマンションで、試行錯誤を繰り返して出来上がったひとつのリビングの答え。

オシャレなインテリアとは違っても、ここで暮らす住人にとって、ここちよいと感じる部屋作りを目指した結果です。

そして、引き戸を閉じたままにしておきたかったほどの悩みの種だった和室も、いまでは趣味を楽しむ場所として欠かせない部屋になりました。

テレビと共存するセカンドリビングと、テレビから脱却したリビング。

もし、はじめから完成イメージが明確であれば、時間も手間もかからずにもっと早くこの形が完成していたかもしれません。
ですが、インテリアのブログを始めたころは新しい映画を映画館に観に行くことを楽しんでいましたし、古い映画を大画面で楽しみたいと思うように変化したことで、部屋作りの方向性も定まっていったように感じています。

人生観や価値観、家族構成やライフスタイルがはっきりと決まっていれば部屋作りも難しくないのかもしれません。

それでも、人は年齢や経験によって、生き方の方向性が変わっていくもの。
その時々の変化に合わせて、インテリアや部屋の使い方が変わっていくのも当然のことなのでしょうね。

きっと、これからもわが家のここちよさは時間の流れに合わせ、年齢や経験と共に変わっていくはずです。
これまで時間をかけて取り組んできたように、これからも日々の暮らしをここちよく過ごせる部屋作りをしていきたいと思います。

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