ソファを変える
昨年末から少しずつ模様替えを進めてきたセカンドリビング。
パペリナをグリーンからブルーに変え、無印良品のリクライニングソファをマルニ木工のワンシーターソファに変えました。
無印良品から minä perhonen へ
これまでセカンドリビングで愛用していたソファは無印良品のハイバックリクライニングソファ。
2016年2月から2021年2月まで、5年ほど使っていました。
Before
2016年4月以降はデニム生地のヒッコリーストライプのカバーを使用。
洗い替えのカバーのつもりで購入したものの、結局、この色味と素材感が気に入ったのと、思った以上にカバー交換の手間がかかってしまったので、ほとんどこのカバーリング。
座面の中身は、取り出して形状回復させてもすぐにヘタってしまいましたが、デニム素材のカバーは傷みにくく、ヒッコリーストライプは汚れも目立ちにくく、実用的でとても使い勝手のいいカバーでした。
そんな実用的なデニムのカバーも一新。
マルニ木工の【MARUNI60】と【minä perhonen】の組み合わせのソファへ。
After
座クッションのカバーにはミナ ペルホネンの【dop -tambourine-(ドップ タンバリン)】グレーを選びました。
表からは見えませんが、グレーの生地の裏側はブルー。
経年変化を楽しむためのインテリアファブリックで、時間の経過で表面がすり減ると、裏面の異なる色が現れる、これからの楽しみのある素材です。
マルニ60 オークフレームチェア 1シーター ミナペルホネン
サイドテーブルを変える
サイドテーブルはアルテックをアーコールに置き換え。
家具のサイズ感の変化と、木の質感の変化に合わせてサイドテーブルも変えました。
artek 915 SIDE TABLE
セカンドリビングには半年ほど前からアルテックのサイドテーブルを無印良品のリクライニングソファと組み合わせて置いていました。
Before
ソファの間でサイドテーブルとして使うには大きすぎると感じつつも、大きなリクライニングソファとはバランスが良く、実用的で使いやすいサイドテーブル。
リクライニングソファはファブリックの座面が全面に出ていて、木製脚があまり見えず、木の質感の違いはそれほど気になりませんでした。
アルテックのサイドテーブルがとても気に入っていため、ソファ選びの際には、アルテックの家具の他、このサイドテーブルの雰囲気に合わせた椅子も検討。
SWEDESE Primo Chairスウェデッセ プリモチェア
最終的には、マルニ木工のオークフレームのソファに決め、2021年2月に新しいソファに変わりました。
アルテックのサイドテーブルに合わせて選んだ家具ではなく、サイズ感も木の質感もソファとサイドテーブルに統一感はありません。
サイドテーブルとの統一感はありませんが、リビングで使用しているアーコールとの雰囲気が合うように選びました。
セカンドリビングはリビングと引き戸で仕切られている部屋で、引き戸を開けている状態では、リビングの家具と並んで目に入るため、リビングの家具との相性が気になる場所。
木の質感やデザインに違いはありますが、丸みのある柔らかな印象の家具に統一。
リビング側から見れば、ソファとサイドテーブルのバランスの悪さはあまり目立ちません。
リビングの家具に合わせ、セカンドリビングのソファもアーコールを選ぶ選択肢もありましたが、アーコールの国内代理店はわが家の近くにはなく、長期的なメンテナンス性も考慮して、国内メーカーのマルニ木工の家具を選びました。
ercol 457 TRAY TABLE
マルニ木工のソファは、アルテックのサイドテーブルとの相性を考えて選んだ家具ではなかったため、木の質感やデザインの雰囲気も異なり、アームレストの高さよりもサイドテーブルの方が高く、窮屈な印象。
Before
そこで、アルテックのサイドテーブルを、植物置きとして使用していたアーコールのトレイテーブルと入れ替えました。
After
サイズのバランスを整えるだけで印象がずいぶん変わります。
丸みのある木の家具で統一感が生まれ、サイドテーブルの高さがアームレストよりも低くなったことで、圧迫感もなくなりました。
アーコールのトレイ テーブル(1961年)とマルニ60の復刻元のシリーズ【No.79】が製造されていた時期はどちらも1960年代。
メーカーや材質、木の色味も異なりますが、時代を超え、1960年代のデザインが並びました。
プリンター台として使うために購入し、その後、植物を置く台として長年使用してきたアーコールのトレイテーブル。
アーコールの家具との組み合わせではないけれど、これまで植物置き場として使っていたときよりも、サイドテーブルとして使うようになってから、家具としての存在感が増しているようです。
やはり、家具には家具の、それぞれの役割があるのですね。
家具の役割と置き場所
アルテックのサイドテーブルも置き場所を変え、ソファの間で窮屈そうにしていたときよりも窓際の明るい場所でデザインの良さが引き立ったように感じています。
とても個人的な意見ですが、アアルトのデザインしたアルテックの家具は、解放感がある自然のエネルギーを感じられる場所との相性がいいように感じていて、わが家では植物と一緒に配置。
アルテックのベンチも窓際で植物に囲まれています。
アルテック Artek BENCH 153B ベンチ サイズ:72×40cm バーチ材 Alvar Aalto クリアラッカー仕上げ
本来の使い方ではないかもしれませんが、わが家になくてはならない植物との馴染みのいい家具は、やはり、わが家の暮らしに欠かせない存在です。
それぞれの家の、それぞれの場所、それぞれの使い方に合った置き方をすることで、家具の役割も変化し、そこに住む人の暮らしも変わりますね。
アーコールのトレイ テーブルもようやく活躍の場ができ、役割が定まったことで、家具と人の関係も良くなったよう。
道具は使われて初めて本領を発揮するもの。
物や空間から良いエネルギーの循環を感じるためには、人がその使い方を見極めることが大切なのかもしれませんね。
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