ソファの張地を変える
ソファを購入して10年が経ちました。
家具の配置換えや買い替えの予定はありませんが、10年目の節目にお色直し。
ソファの背もたれの置きクッションのカバーを作り替えてみました。
minä perhonen tambourine
背もたれの置きクッションのカバーに使った生地は、ミナ ペルホネンの《tambourine》。
素材はリネン、カラーは《mustard》です。
底面にファスナーを付けました。
45cm×45cmクッションのカバーを作るつもりでタンバリンを1m×3色購入。
届いた生地を何気なくカウチソファの背もたれに広げて置いたら、赤い座面とマスタードのタンバリンの組み合わせがとても気に入り、背もたれのカバーを作ることにして、マスタードを追加で購入。
追加注文した生地が届くまでの間に背もたれの置きクッションのカバーの型紙を作り、長いファスナーを準備し、生地が届いてすぐにカバーを作りました。
Ercol Studio Couch
ソファは赤いシートに一目惚れして、2012年7月に購入したアーコールのスタジオカウチ。
背もたれにクッションを置かずに使うこともできます。
1956年に生まれたデザインで、2010年に《Ercol Originals collection》のひとつとして復刻。
木の背板に置きクッションが3個、曲木のアームが特徴的な木製フレームに大きなシートクッションが置かれたカウチソファです。
アーコールの本《Ercol Furniture in the Making》中に掲載されている1959年のアーコールのカタログには、当時のスタジオカウチはニレ材の背板を外してシングルベッドとして使うこともでき、シートクッションも含めたすべてのクッションのカバーはファスナー付きで取り外してドライクリーニングできると書かれていました。
2010年に復刻したスタジオカウチも、小さな3つの置きクッションだけでなく、座面のシートクッションにもファスナーが付いているので、シートクッションのカバーのクリーニングや付け替えも可能です。
10年目のインテリア
光沢のあるリネンのマスタードは、落ち着いたブラスのようでもあり、ナチュラルなインテリアに程よい華やかさが加わりました。
テキスタイルの柄合わせがうまくいっていない部分もあるけれど、ハンドメイドのご愛敬。
45cm×45cmクッションのカバーは7年ほど前にアルテックの生地で作ったクッションカバー。
赤いシートに一目惚れしたときには想像もしなかった組み合わせに、いままでとは違う魅力も感じます。
タンバリンの色味と質感も本当に良かった。
H55のクッションカバーを作った7年前と、今のリビングに置いている家具は変わりませんが、時間を積み重ねた分だけ愛着が増し、ハンドメイドも時間の積み重ねも変わらずに継続中です。
部屋づくりの中心
赤いスタジオカウチは部屋づくりに取り組み始めたころに購入した、「このソファに合うような部屋づくりをしていきたい」と思っていた象徴的で特別な存在。
そのソファのカバーを作り替えたということは、ソファに合う部屋づくりではなく、10年経ってようやく、わが家らしい部屋づくりが始まったということなのかもしれません。
スタジオカウチはヴィンテージのアーコールに比べればまだまだ若い家具ですが、10年経って、少し味わいが出てきました。
本当に好きな物なら、時間の経過で劣化するのではなく、時間の積み重ねで益々愛着が増すもの。
この先もリビングのインテリアの特別であり続けそうです。
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