ミナ ペルホネン×開化堂
ミナペルホネンのオンラインストアで購入した開化堂の茶筒が届きました。
【開化堂 茶筒 銅 200g】。
開化堂とミナペルホネンのコラボレーションの茶筒【銅 ミナ・ペルホネン 長型 200g】です。
箱や梱包は開化堂の通常品と変わりないです。
取扱説明書【茶筒の特徴とお取り扱い】と紙に包まれた茶筒。
7年半前に購入した開化堂の真鍮の茶筒と同じ梱包でした。
クジャクと蝶の柄もの茶筒
底の刻印は【開化堂記】(記はごんべんに巳)。
側面に図案が表現された柄もの茶筒。
皆川明さんがデザインしたクジャクと蝶が描かれたミナペルホネンの別注品です。
ミナペルホネン別注の茶筒の色は銅製の【bronze】と真鍮製の【gold】の2種類、サイズは煎茶での内容量で【大(200g)】、【中(120g)】、【小(40g)】の3種類の合計6種類。
銅製の大きな茶筒【bronze 大】を選びました。
【柄もの茶筒】の柄のいれ方には、立体的な凹凸の型で型押ししたり、溶剤で金属を溶かす方法などがあるそうです。
(※参考:2022年6月現在、図案のない開化堂の通常商品とミナペルホネンで取り扱われている図案入りの別注品の価格差は側面に図案のある大と中が4,400円、フタに図案がある小は3,850円。公式オンラインストア販売価格)
開化堂 | 価格(税込) | ミナペルホネン柄もの | 価格(税込) |
40g(銅・真鍮) | 14,850円 | 小 40g(bronze・gold) | 18,700円 |
取込盆用 120g(銅・真鍮) | 16,500円 | 中 120g(bronze・gold) | 20,900円 |
長型 200g (銅・真鍮) | 17,600円 | 大 200g(bronze・gold) | 22,000円 |
二重構造と中フタ
二重構造になっていて、内側の材質はブリキ。
中フタは【口止】で筒の口を塞ぐタイプ。
茶さじは付属していませんが、開化堂の【茶さじ中(68mm×35mm)】が中フタの上に収まる茶筒です。
マーガレットハウエル別注の珈琲缶とミナペルホネン別注の茶筒
わが家で一番長く使っている開化堂は、2014年8月に購入したマーガレット・ハウエル別注の銅の珈琲缶(COFFEE CADDY)で、使い始めてもうすぐ8年。
真新しい銅の茶筒と並べると、経年変化を感じられます。
右:マーガレット ハウエル別注 銅(2014年8月購入)/左:ミナ ペルホネン別注 銅(2022年6月購入)
珈琲缶には250gのコーヒー豆を入れて愛用中。
マーガレット ハウエル別注品はサイズやコーヒーメジャーがオリジナルで、ブランドロゴの刻印はありません。
【押込】の中フタに銅製スプーン(約長さ85mm×幅39mm×高さ28mm)が収まるようになってます。
刻印されたデザインに”ミナ ペルホネンらしさ”がある別注とは異なり、シンプルで実用的な機能美に”マーガレット ハウエルらしさ”が感じられる別注品です。
コーヒー豆はフタの重さで潰れることもないので、中に入れたコーヒー豆の高さまで中フタが沈み込む【押込】の中フタはコーヒー豆の酸化を防ぐのにもちょうどよく、コーヒー豆250gが入るサイズも、一杯約10gが計量できるスプーンも本当に使いやすく、とても気に入っています。
開化堂 珈琲缶 200g | 開化堂 押込み中蓋平型 200g | マーガレットハウエル別注 | |
サイズ(高さ×直径) | 160mm×110mm | 136mm×92mm | 155mm×92mm |
中フタ | 口止 | 押込 | 押込 |
スプーン・茶さじ | 真鍮製スプーン | 茶さじ大 | 銅製スプーン |
(※2022年6月現在、消費税10%、珈琲缶200g:29,150円、押込み中蓋平型200g:19,800円。2014年当時は消費税8%、珈琲缶200g:19,980円、押込み中蓋平型200g:14,580円、マーガレットハウエル別注は18,900円でした。)
紅茶の茶葉と茶さじ大
ミナペルホネン別注の茶筒には、飲みかけの紅茶の茶葉(約92g)を詰め替えてみました。
92gを詰めて余裕があるので、紅茶の茶葉なら100gほど入りそうです。
茶匙は開化堂の実演販売で【真鍮 押込み中蓋平型200g】を購入した際にいただいた真鍮の【茶さじ大】。
【茶さじ大(78mm×35mm)】を中フタの上に収めることはできないので、差し入れてみました。
この茶匙を内フタに収められる茶筒は珈琲豆を入れて使っているので、しばらくこのまま使おうと思います。
開化堂の特徴と取り扱い
フタを閉めるときには、フタの継ぎ目の線と胴の継ぎ目の線を合わせると、ゆっくりとフタが落ち、筒の中の空気を排出しながら、自然に閉まります。
緻密なはたらき
手づくりの精密さと二重構造がもたらす高い気密性。
開化堂 茶筒の特徴とお取り扱い より
フタと胴の継ぎ目を合わせると自然にフタが落ち、筒の中の空気を排出します。
フタと胴の継ぎ目の線がぴったりと合い、精密な作りと二重構造で高い気密性が保たれる機能的で美しい容器です。
フタを開けるときには、上の部分を持ってスッと上に引き上げると、開けると力をいれずに開けることができます。
詳しくは【茶筒の特徴とお取り扱い】に記載されています。
お取り扱いについて
・フタを開ける時は、できるだけ上の部分を持って開けてください。
力を入れずに開けることができます。また、フタの変形も防げます。・フタを閉める時は、フタの継ぎ目の線と胴の継ぎ目の線を合わせてください。
継ぎ目の線を合わせるだけで、フタは自然に閉まっていきます。・茶筒の素材は水気に弱いため、水洗いはしないでください。
開化堂 茶筒の特徴とお取り扱い より
また、濡れた手で触らないでください。もし水分がついた時は、やわらかい乾いた布ですぐに拭き取って下さい。
冷蔵庫等での保管はお避けください。
開化堂の銅と錻力と真鍮の変化
変化を楽しめるのも開化堂の魅力のひとつ。
わが家で愛用してきた開化堂も真鍮、銅、錻力、それぞれ7年以上が経過しました。
部分的に変化にムラがあるのはたぶん、使い方のせい。
どれもそれぞれに変化がありますが、柔らかな黄色だった真鍮はすっかり黒っぽくなり、銅と錻力は柔らかな印象に変わりました。
色の変化だけでなく、材質によって触れたときの質感も異なります。
使い始めて8年近く経ち、現時点では銅の変化の仕方が一番気に入っていて、銅の茶筒を買い足しましたが、これから先のそれぞれの変化をどのように感じるかはまだ分かりません。
真新しい銅の茶筒に刻印された図案は一見するとあまり目立ちませんが、柄もの茶筒は使い込んでいくことで刻印された図案が浮かび上がってくる時期がきて、さらに使い込むうちに再び図案も均一な色味に馴染むそうなので、柄ものならではの変化も楽しんでいきたいと思っています。
柄だけでなく、口止の中フタも、小さな径も初めてで、これまでの7年間とは違う新たな楽しみがありそうです。
ミナペルホネン 長型200g | 開化堂 押込み中蓋平型200g | マーガレットハウエル 珈琲缶 | |
サイズ(高さ×直径) | 136mm×78mm | 136mm×92mm | 155mm×92mm |
中フタ | 口止 | 押込 | 押込 |
変わらないスタンダードを求めて
押込み中蓋の3つの筒にはコーヒー豆、ミナペルホネンの茶筒には紅茶を入れて、キッチンのストリングポケットに並べています。
キッチンのストリングポケットに置いている道具は、少しずつ入れ替わりながら、少しずつ定着するものが増えてきました。
いつか、全てが定着して、わが家のスタンダードがこのストリングポケットに並ぶ日がきたらいいなと思ってます。
コメント