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【本漆のお椀】真塗り椀と毎日の暮らしで使う溜塗の端反椀【 TIME & STYLE TSUBAKI 】

tableware

本漆のお椀

日々の食卓で【TIME & STYLE】の【TSUBAKI】を使い始めて一ヵ月ほどが経ちました。

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今年の元旦にスコープさんで購入した溜塗の端反椀です。

この器とは別に真塗りのお椀を長年愛用してきましたが、特別な時に使う器として使っていたので、日常使いの器として新調しました。


タイム アンド スタイル / TSUBAKI 端反椀 [TIME & STYLE]

漆琳堂とお椀やうちだの真塗り椀

これまで使っていた漆器は、8年ほど前に赤と黒を購入した【お椀やうちだ(漆琳堂)】の【真塗り椀】。

いまは再び漆琳堂に集約されていますが、購入当時、お椀やうちだは漆琳堂から新たに生まれたブランドでした。

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お椀やうちだというブランド名はなくなりましたが、現在も漆琳堂として販売されている伝統的な真塗りの器です。


越前漆器 漆琳堂 真塗り椀

特別な光沢感

この真塗り椀は天然木に漆を重ねて塗った越前漆器で、まわりに置いた物が映り込むほどの光沢があります。

この光沢に特別感があり、日々の食卓ではなく、お正月などの普段とは違う場面で使用してきました。

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今年の元旦にもお雑煮の器として使っていたお椀。

光沢のある漆器を使うと、食卓が華やぎます。

日常使いの器

真塗り椀は日常使いのお椀として使っていなかったので、日々の汁物にはケヤキのお椀やティーマティーミの小さなライスボウルを使用。

ケヤキのお椀はSONOBEの【めいぼく椀】で、2016年に購入したもの。

2016年9月 関連記事:https://wagacoco.com/1060824063/

天然木にウレタン塗装が施されたお椀です。

めいぼく椀も気に入っていたのですが、年齢を重ねるにつれ、使いたいものも変化し、ウレタン塗装ではなく、日常の食卓でも本漆の器を使いたいと思うようになり、天然木に漆を施したお椀を探すことにしました。


めいぼく椀 SONOBE 中(けやき)薗部産業 銘木椀 ケヤキ

TSUBAKI 端反椀 溜塗

漆器の汁椀は伝統的なものだけでなく、モダンなデザインや食洗器にも使えるものなど、材質の異なるたくさんの種類がありますが、天然木を使用した日常使いの漆器を探すと選択肢はずいぶん絞られました。

幾つか検討して、タイムアンドスタイルのお椀【TSUBAKI】に決定。

漆の器

漆とは、東アジアのみに自生する「漆の木」から採取される樹液です。固まると非常に堅牢で艶やかな質感を持つ塗料になるため、日本では数千年前から木や竹、紙や布などに塗布し、食器などの器物、建築、仏像などの製作に用いられてきました。

茶褐色の樹液は精製、着色の工程を経て、塗料として活用されます。その漆の色には原始の時代から今も変わらず、朱と黒が使われています。これらは日本の風土の中から生まれ出た最も土壌的な色と言えるでしょう。静かで潤いのある、内に秘めた日本独特の原点の色です。

日常使いの漆器には、特別な手入れは必要ありません。毎日使って毎日洗っていると、乾燥の苦手な漆器にほどよく水分が補給され、なによりのメンテナンスになります。ほんの少し気を配って取り扱うだけで、しっとりと肌になじむ心地よさや、年々変化していく表情を楽しみながら、長年に渡ってご愛用いただけます。

TIME & STYLE TSUBAKI 説明書より

木地に栃を使い、下地と本漆を施した、直しを重ねながら使っていける漆器。

取り扱いやお直しについての説明も書かれていました。

お取り扱い

陶磁器やガラス器と同じように、中性洗剤で洗います。ただし、クレンザーや研磨スポンジ、たわしなどの使用は避け、柔らかいスポンジや布をお使いください。

洗浄後、自然乾燥をすると水痕が残り白っぽく曇ってしまうことがあります。洗浄後は柔らかい布巾ですぐに水滴を拭き取ることをお勧めいたします。丁寧に拭き上げることによって表面が磨かれ、徐々に深い艶が出てきます。

TIME & STYLE TSUBAKI 説明書より

お直し

長年使用して、剥げや変色、傷や欠けが発生した場合でも、しっかりした木地に丁寧な下地が施された漆器は直すことができます。漆器は直しを重ねながら使っていく、生活の道具です。

TIME & STYLE TSUBAKI 説明書より

タイムアンドスタイルのツバキ椀には色や形の異なるものがありますが、同じものを二つ購入しました。

色味は茶褐色の”溜塗”。

底裏にはタイムアンドスタイルの小さなロゴマーク入り。

形は口の部分が少し外側に反った”端反(はぞり)”。

やや素朴な印象の溜塗ですが、お椀の形に合う柔らかな色味と優しい艶。

朱や黒とは違う魅力があり、日々の暮らしに馴染む美しい漆器です。

形状や色味は異なりますが、どちらのお椀も口から1.5cmほどくらいまで注いだときの実用量は200mlほど。

実用的な大きさで、形も色味もとても気に入りました。


タイム アンド スタイル / TSUBAKI 端反椀 [TIME & STYLE]

タイム アンド スタイルの器

タイムアンドスタイルの器は、日常を少し特別なものにしてくれる気がします。

お椀も重箱もそういう器のひとつ。

2022年1月 関連記事:https://wagacoco.net/202201pr004valentine-shimanohito/

漆器の汁椀は他にも検討しましたが、毎日の暮らしで使ってみて、この器を選んで良かったと思っています。

食卓に華を添えるような派手さはなくとも、日々の食卓に馴染む器は、長く大切に使っていけそうです。


タイム アンド スタイル / TSUBAKI 端反椀 [TIME & STYLE]

タイム アンド スタイル / 重箱 小 呉須 [TIME & STYLE]

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