Arne Jacobsen のデザインを訪ねる旅
デンマークのコペンハーゲンへ行ってきました。
Arne Jacobsen のデザインであふれる街。
ゆかりの場所を訪ねる旅です。
SAS Radisson BLU Royal Hotel Copenhagen
コペンハーゲン滞在中はアルネ・ヤコブセンのデザインで知られる、旧 SAS (Radisson BLU Royal Hotel Copenhagen )に宿泊。
このホテルにはアルネ・ヤコブセンがデザインした当時のまま使われ続けている部屋があります。
【ARNE JACOBSEN SUITE 】という特別なスイートルーム606号室。
この部屋に宿泊がない場合に限られますが、ロビーのコンシェルジュにお願いすると案内してもらうことができ、ホテルの宿泊者はこの部屋を見学することができます。
コペンハーゲン滞在中に部屋を見られるかどうかは分かりませんでしたが、このホテルに滞在を決めた理由のひとつ。
ラッキーなことに見学することができました。
この部屋のエッグチェアとスワンチェアは淡いブルーで、わたしにとってのデンマークのイメージカラーがパステルブルーになったのは、この部屋の影響。
布張りのドロップチェア前の天板を持ち上げると、いまも現役ドレッサー。
この部屋を見学できただけでも満足。
特別な思い出になりました。
Cafe Royal
毎朝の朝食は、ロビー奥のCafe Royal 。
ここにもアルネ・ヤコブセンのデザインが溢れていました。
Alberto K
ホテル最上階のレストラン【Alberto K (アルベルト・K)】でも、アルネ・ヤコブセンのデザイン。
ホテルのためにデザインされた通称【AJ カトラリー】で食事を味わうことができます。
The Egg / The Swan
このホテルのためにデザインされたエッグチェアとスワンチェアもホテル内の随所で見られました。
一般の部屋にはエッグチェアはありませんでしたが、スワンチェアと布張りのセブンチェア。
特別なスイートルームの後に見るとちょっと控え目ですが、旅先の滞在部屋としては文句なし。
ホテルのバーやロビーにも。
セブンチェアやスワンチェアの他、ロビーには黒いエッグチェアが群れに。
ロビーの黒いエッグチェアもまたコペンハーゲンの思い出として忘れられないものになりました。
ホテルの至る所にアルネ・ヤコブセンのデザインがたくさん。
そして、バンカーズクロックも。
デンマーク国立銀行
バンカーズクロックはデンマーク国立銀行でも実物を見てきました。
中の撮影はできませんが、内部の見学も可能です。
水上バスからはアルネ・ヤコブセンのデザインの集大成が望めました。
ベルビュー・ビーチ
コペンハーゲン中央駅から電車に乗り、ベルビュー・ビーチへも足を運びました。
【Klampengborg (クランペンボー)】駅で下車。
ベルビュー・ビーチ周辺のアルネ・ヤコブセンのデザインを散策。
通称【ヤコブセンの監視塔】も、
集合住宅【ベラヴィスタ】もアルネ・ヤコブセンのデザイン。
1934年、若かりしころの集合住宅から、1971年、最晩年のデンマーク国立銀行までアルネ・ヤコブセンの足跡を辿る旅。
デザイン博物館デンマーク
デンマークのデザインをじっくり見学できる【Designmuseum Danmark (デザイン博物館デンマーク)】でもアルネ・ヤコブセンのデザインの歴史を辿れます。
アルネ・ヤコブセンのデザインを集めたコーナーもありました。
彼のデザインしたものと一緒に年表も。
・1902 アルネ・ヤコブセン誕生
・1934 Bellavista / 1937 Bellevue Theater(デザインコンペ 1929 The House of the Future )
・1939 The City Hall of Aarhus (オーフス市庁舎 1939-42)
・1952 The Ant chair
・1955 Seven
・1957 AJ cutlery
・1959 The SAS Royal Hotel in Copenhagen
・1961 Danish National Bank デンマーク国立銀行デザインコンペ(1978 完成)
・1971 死去 (未完の仕事は Hans Dissing と Otto Weitling が引き継ぐ)
最後に小さな小さなミニチュア家具を買いました。
とっても小さいですが、細部にまでこだわっていて、フリッツ・ハンセンのライセンスを受けて作られているもの。
黒いエッグチェアと赤いスワンチェアです。
デンマークの旅の思い出を少しずつ整理。
昨年のフィンランド旅日記は書き終える前に力尽きてしまいましたが、今年はのんびり書き進めたいと思ってます。