巾着ポーチ型マイボトルケース
巾着ポーチ型の携帯タンブラーケースの作り方のご紹介です。
フラスクのタンブラー【 FLSK CUP. 350ml 】のサイズを具体例として、作り方、型紙の採寸について解説。
マイボトルとして持ち運び可能なふた付きのステンレスタンブラーです。
FLSK フラスク 真空断熱 タンブラー 蓋付き 持ち運び 350ml
タンブラーの採寸と型紙作り
型紙はタンブラーの形状やサイズに合わせて作ります。
フラスクのカップ型タンブラーは、上面直径約8.4cm、高さ約14.5cm、底面直径約6cm。
上部は円周約26cm(8.4×3.14)以上、底面は幅(奥行き)が6cm以上になるように、ケースのサイズを底面7cm×7cm、高さ14.5cm、上部周囲28cmとして型紙を作りました。
上部は直径約9cmの円形(28÷3.14≒8.9)になるので、紐を通す上部は幅4.5cm(9÷2=4.5)としています。
参考:円柱形の場合は、完成サイズの半径をa、高さをbとして、底面を直径2×aの円、側面を縦b、横a×2×3.14の長方形、紐通し部分を縦a、横a×2×3.14とし、縫い代1cmと3cmを加えて型紙を作ります。
型紙
型紙は縫い代1cm、紐を通す部分に3cmを加えて作成。
本体底面が中心(わ)。
材料
・上部(紐通し部分):1枚(8.5cm×30cm)
・本体表地:1枚(38cm×16cm)
・本体裏地:1枚(38cm×16cm)
・紐1本(約40cm)
タンブラーケースの作り方
紐を通す上部、本体の表地と裏地をそれぞれ縫い、3つのパーツを組み合わせて作ります。
布は型紙通りに、上部、表地、裏地を裁つ。
紐通し部分を作る
上部は8.5cm×30cm。
両サイド縫い代1cmを5mmずつ三つ折りにしてステッチ。
上端3cmを三つ折りにしてステッチ。
紐を通すパーツが完成。
本体表地を縫う
表地を中表に合わせ、両サイドを縫い合わせる。(縫い代1.0)
マチを縫う。(縫い代1.0)
表に返す。
本体の表地が完成。
本体裏地を縫う
裏地を中表に合わせ、片側に返し口(6cm)を開けてサイドを縫い合わせる。
マチを縫う。
返し口が開いた裏地が完成。
3つのパーツを組み合わせる
別々に作った3つのパーツを組み合わせます。
表地に上部(紐通し部分)を中表にして仮留め。
表地と裏地が中表になるように合わせ、待ち針で仮留め。
入れ口を一周縫い合わせる。(縫い代1.0)
返し口から表に返す
裏地の返し口から表に返す。
表地と裏地の形を整える。
返し口を縫い閉じ、裏地を表地の中に入れる。
形を整える。
紐(約40cm)を通して完成。
余り布やハギレの活用
タンブラーの大きさに合わせたケースが完成。
底を中心(わ)にして裁てば、底面に縫い代ができず、立てて置くときにも底が安定。
一枚の生地ではなく、ハギレを組み合わせて作る場合にも、底面に縫い代ができないように組み合わせるとすっきり仕上がります。
クッションカバーやシャツなどを縫って、半端に余っていたマリメッコの生地がマイボトルケースに生まれ変わりました。
大柄なテキスタイルのデザインは分からなくても、色使いを楽しめるのが小物づくりの面白いところ。
小物のハンドメイドなら、サイズ調整も生地の使い方もアレンジしやすいので、余り布やハギレの活用にもおすすめです。
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