バタフライピーの色変化
日々の暮らしで愛飲している【生活の木】のティーバッグで、バタフライピーのアントシアニンの色変化を見てみました。
アントシアニンは【 pH 】で色が変わるという特徴を持っているので、アルカリ性や酸性の液体を加えると色が変わります。
チョウチョのような形の青い花が咲く、マメ科の植物【バタフライピー( Butterfly pea /チョウマメ/蝶豆)】には、青色のアントシアニン(テルナチン)が含まれていて、バタフライピーの抽出液は青色。
レモン汁などを加えて酸性が強くなると、緑から徐々に青、赤みを帯びた色に変化。
緑→青→紫。
色も味も変化して、やや酸味の効いた爽やかな飲み物になりました。
紫色のブレンドティーを緑色に
水出しできるティーバッグ【ももと青色バタフライピー】は青いバタフライピーに、赤いローズヒップやハイビスカスなどがブレンドされた紫色のブレンドティー。
ハイビスカスやローズヒップのハーブティーは酸味があるので、バタフライピーのアントシアニンの色は酸性の紫色になっているはず?
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というわけで、酸性と思われるハーブティーにアルカリ性(pH値 9.5~9.9)の天然水(温泉水)を加えて液性を変化させてみました。
pHの値は、0~14の数値で、7が中性、1に近いほど酸性が強く、14に近いほどアルカリ性が強いので、pH値が9.5~9.9の温泉水はアルカリ性。
アルカリ性の水を加えると、徐々に青く変化。
更に加えて、緑色に。
pHの変化によって、色が変わりました。
青いハーブティーを赤と緑に
【蒼のメグスリノキブレンド】もバタフライピーがブレンドされた青いハーブティー。
ティーバッグにお湯を注ぐと、バタフライピーの青い色が抽出されます。
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水道水を沸かしていれたお茶は青。
pHの異なる液体を加えると、それぞれに色が変化します。
水道水(中性)では色が薄くなるだけですが、アルカリ性(温泉水)を加えると緑、酸性(すだちの搾り汁)で赤っぽく変化。
●中性:青
●アルカリ性:緑
●酸性:赤
アントシアニンの構造式を見ると、水素イオンの変化で構造が変わり、状態が変化するのだろうと想像できるけれど、植物の花から抽出した青いハーブティーに、植物の果実の搾り汁を加えて、色を変化させるなんて、薬草を煎じる魔法使いのようですね。
色が変わって、まるで特別な調合薬のよう。
実際には、すだちの酸味が効いた味に変化しただけのハーブティーなのですけども。
自然界の植物の不思議を感じられる面白いバタフライピーは、小さなお子さんの理科のお勉強のきっかけにもいいかもしれませんね。
色を変化させたお茶は、色と味の変化を感じつつ、しっかり味わっていただきました。
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