minä perhonen オンラインストアで買ったもの
ミナ ペルホネンのオンラインストアで購入したものが届きました。
注文から17日。
待ちに待った到着です。
DESIGN = MEMORY 展覧会カタログ
中身は書籍。
スウェーデン国立美術館で開催中(2024年2月22日~8月18日)の、皆川 明氏とミナ ペルホネンの展覧会【 DESIGN = MEMORY 】のカタログと和訳冊子です。
展覧会カタログ:Design = Memory Akira Minagawa and minä perhonen
言語:スウェーデン語と英語のバイリンガル
出版元:Nationalmuseum
サイズ:H295mm × W225mm × D22mm
ページ数:224ページ
– 和訳冊子付き6,600円 (税込)
minä perhonen Online Store DESIGN = MEMORY 展覧会カタログ 商品ページより
大きく分厚い224ページの本(約H29×W22×D2.2cm)と小さな23ページの小冊子(H19.5×W14.8×D0.2cm)。
本誌の活字はスウェーデン語と英語の二か国語表記。
手書き文字の日本語の詩には、スウェーデン語訳と英訳。
付属の冊子に、本誌中の前書き、皆川氏へのインタビュー、対談の和訳が書かれています。
活字のボリュームは薄い小冊子一冊分程度で、その他は展覧会の会場の様子を伝える写真。
ページをめくるだけで世界観が伝わる一冊です。
循環する対話のように並ぶ、ミナ ペルホネンのテキスタイルとその原画、服、インテリア、皆川のアート作品などの展示品など、会場の空気を感じて頂けるような一冊です。
minä perhonen Online Store DESIGN = MEMORY 展覧会カタログ 商品ページより
言語を飛び越えて伝わるデザイン
表紙の tambourine はエンボス加工で立体的。
小冊子も裏表紙はタンバリン。
ミナ ペルホネンを想起させる、記憶に刻まれているデザイン。
背と本文の間は接着されておらず、表紙を開くと、中に詰まった色の積み重なりが見えます。
たくさんの色彩で彩られた美しいページをめくると、言語を飛び越えて、デザインが伝わってくる。
感情が生まれ、記憶に残る。
凡人にとっても、デザインと記憶はつながりがあると感じられる。
非凡なデザイナーはその記憶からまたデザインを生み出し、脈々と紡がれていくのだろうと思える。
「デザインは感情を生む。感情は記憶となる。記憶からアイデアが生まれ、アイデアはデザインに還る。デザインと記憶はひとつの循環の中にあり、それぞれは異なる状態の同じエネルギーであると私は信じている。」この皆川の考えが、「DESIGN = MEMORY」の展覧会内容と展示構成の基となっています。
minä perhonen 公式サイト DESIGN = MEMORY より
わたしは北欧のデザインが好きです。
皆川氏の記憶に刻まれた北欧のデザインがアイディアの源のひとつになっているのなら、ミナ ペルホネンのデザインを好きだと感じることも、とても自然なことに思える。
北欧の地で催されている展覧会の様子を思い、幾つもの言語を介して再び日本語になった言葉に不思議な感覚を覚え、感覚や感情を整理して、記憶に刻む。
【 DESIGN = MEMORY 】、素敵な一冊でした。
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