愛用の一眼レフカメラの不調
愛用の一眼レフカメラ《 Nikon D5500 》の動作不良が気になるこのごろ。
撮影中にSDカード内のデータが全て壊れるトラブルが二度続けて発生。
午前中にSDカードのデータが消え、SDカードを替え、気を取り直して午後から撮影再開。
夕方までかけて撮り直したデータが再び消失し、その日一日の写真が全て消えてしまいました。
7年ほど前から愛用しているカメラです。
Nikon デジタル一眼レフカメラ
初めて持ったデジタル一眼レフカメラは、エントリーモデル《 Nikon D40 》でした。
2007年2月に購入したカメラで、もう16年も前のことです。
デジタルの一眼レフカメラが出始めた当時は、手ごろで持ち歩きやすいエントリーモデルや、少し機能が充実したデジタル一眼レフカメラなど、趣味でカメラを始めたいと思ったときに手を出しやすいカメラの選択肢も多かった気がします。
今でこそ、ブログ用に室内の写真を撮るために使用している一眼レフカメラですが、ブログを始める以前は、旅先の感動を記録するために愛用していました。
旅先で写真を撮ることが趣味だったころには、夫婦それぞれ《 Nikon D80 》と《 Nikon D40 》で思い思いに記録。
いまのようにSDカードの容量が十分ではなく、保存用のポータブルHDを持ち歩いて、データを移し替えながら、三脚を立て、自然や歴史的建造物などを撮影していた、思い出のカメラです。
スマホで高画質な写真が手軽に撮れる今では考えられないくらいに、残したい風景を切り取ることが、手軽なことではなかった一昔前の懐かしい道具。
D40で撮るよりも、いまはiPhoneで撮る方が美しい写真が撮れるのではないかと思うけれど、初めて手にしたD40のことを思い出すと、綺麗な写真を残すことだけが、わたしがカメラを構える目的でないことを思い出させてくれます。
ブログ用ならスマホで十分?
【D5500】の調子が悪くなってから、新しいカメラの検討を始めると同時に、データ消失に備えて、ブログ用の記録写真を撮る時には、並行してスマホや別のカメラでも写真を撮り始めました。
ここ最近、ほとんど使用していなかった《 OLYMPUS PEN E-P5 》と長年愛用している《 iPhone11 》。
9年ほど前に購入したオリンパスのマイクロ一眼レフカメラ【E-P5】は、出先で手軽に写真を撮るという役割を、すっかりスマホに奪われ、ほとんど使わなくなっていたカメラ。
スマホの待ち受け画面のバラは、スマホで撮影したもので、オリンパスの【E-P5】よりも綺麗に撮れたと思うバラ。
久しぶりに【E-P5】を持って出かけて、【iPhone11】と両方で写真を撮り分けてみたのだけれど、綺麗に写真を撮るだけなら、スマホだけで十分で、むしろ、最低限の荷物で手軽に撮れるから、デジタルカメラの存在意義が薄れていくことを改めて感じました。
ですが、同時に、【E-P5】で写真を撮る楽しさも思い出し、カメラで写真を撮ることが好きだと再認識。
綺麗な写真を撮るためではなく、自分の感動を切り取りたいと思ったとき、カメラで写真を撮りたい。
ブログは、事実を記録する役割と、感想を述べる役割の両方があるので、記録としての画像はスマホだけでも十分だと思うけれど、事実を通して、感じたことや考えたことを残すときには、まだわたしはカメラで写真を撮りたいと思ってしまいます。
単純に、写真を撮ることが「好きなこと」だからです。
ニコンからキャノンへ
長年、ニコンのDシリーズを愛用してきたこともあり、レンズをそのまま使えるように、ボディは継続してDシリーズを選びたいと思ったのですが、時代は変わり、一眼レフカメラの選択肢はずいぶん少なくなってしまいました。
【D7500】を検討してみたものの、求める方向性が一致せず、ミラーレス一眼レフカメラへの転向を考えてます。
[新品]Nikon ニコン デジタル一眼レフカメラ D7500 ボディ
ミラーレス一眼へ替えるなら、これまでのレンズは使えないので、全て買い替える必要があり、ニコンにこだわる必要もなくなってしまいました。
メーカーにこだわらず、性能や現状の使用状況を考えると、キャノンの【R50】か【R10】のレンズキットあたりが良さそう。
Canon EOS R50 ダブルズームキット [ブラック]
キヤノン EOS R10 ミラーレス一眼 RF-S18-150 IS STM レンズキット デジタル一眼カメラ EOSR10-18150ISSTMLK Canon
ですが、学生時代にニコンの一眼レフカメラFシリーズに憧れて、社会人になってデジタル一眼レフカメラのDシリーズを選んだ16年前とは違い、どうしてもこのカメラを選びたい決め手がないまま即決できるほど、安い買い物ではありません。
スマホで綺麗に動画や写真が撮れる今、カメラは嗜好品に近いのかな。
レトロなレコードのように。
「またデータが消えるかもしれない」と思いながら写真を撮るのはストレスになるけれど、キャノンのカメラを検討しつつも、愛着のあるニコンのカメラをそう簡単に替えられずに過ごしてます。
このカメラが、おそらくわたしが手にするであろう最後のNikon 一眼レフカメラだと思うと、なかなかに寂しい。
時代の流れの中で消えてしまうものなのかな?
不必要だから消えるのではなく、必要性を疑うような早すぎる変化の中で消えてしまうのは、純粋に何かを大切にしたいと思う感情でないことを願ってしまう16年目のこのごろです。
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